*** おなかの大きい私って・・・ ***
妊娠をすれば、おなかはどんどん大きくなっていく。
すごく当たり前の事を言っていますが、私はこれに耐えられませんでした。
おなかの大きな自分・・・。
ものすごく醜い生き物のようにしか思えませんでした。
歩く時は、いつもドテドテっと地響きがする。
着られる服は限られる。
ヒールなんて履けない・・・。いつも靴下に運動靴。
動くたびに汗ばっかりかく。
でも、何よりも嫌だったのは、
周りから『妊婦』と思われることでした。
思われるのは当然ですし、「妊婦と思われたら、どうやねん!」と言われても、別に何もないですし、周りも「妊婦」やからといって、何もたいしたこと思ってないのですが・・・。
何か嫌でした・・・。
電車に乗っていた時、ある女子高生達に、
「ようあんなでっかいおなかで、外へ出られるよなー!」
と、わざと聞こえるように言われた陰口?がかなり響いてるのかもしれません・・・。
「お前らかって、結婚して妊娠したらこうなるんやー!」
「そしたら今度は、お前らが言われる番やー!」
「結婚や妊娠・出産の苦労を笑う奴は、自分がそうなった時、もっと苦しむんやー!」
なんて今ここで吠えてもしょうがないのですが(笑)
正直言うと、私自身も妊婦さんに対しての気持ちは同じなので、人のことは言えません。
ただ、この女子高生達のように、妊婦さん本人に言うような、超おバカな事はしませんが。
妊婦さんのおなかが大きいという事は、これからその家族にとっての宝物が産まれるということで、それはとても素晴らしい事なのは、わかってはいるんです。
例えば、電車内や街中で妊婦さんが辛そうにしていたら助けてあげたいというような気持ちは、ちゃんとあるんです。
妊婦さんの姿を見ると、「今幸せなんだろうなぁ〜」ともちゃんと思えるんです。
そう、妊婦の姿が、あくまでも「他人」の場合は・・・。
自分が妊婦・・・という姿を見るのは、ずっと辛かったです。
「おなかの大きい私って・・・なんて醜いんだろう・・・」
妊婦姿という醜態(←自分で思ってるだけですよ)を、公衆の面前にさらすのは、自分の中ではずっと耐え難いほどの屈辱でした。
人は外見だけで判断してはいけない。
ましてや妊婦姿は、「喜ばしい事の証明」であるのもわかっているのに、この「醜い」という気持ちは変えることができませんでした。
今、「もう二度と子どもは産みたくない」と思っている理由の1つでもあるんだと思います。
女優の秋吉久美子さんでしたっけ?こんな事を言っていた女優さんがいました。
「子どもは、たまごで産めたらいいのに・・・」って。
世間では、「頭、おかしいんとちゃう!」と非難轟々でしたが、私も同じ気持ちです。
「こどもは、たまごで産みたぁ〜い!!」
やっぱり私、変なんでしょうね(笑)





